平日に夫婦で休みをとって、ふらり鎌倉へ。
お目当ては、以前から気になっていた「kominka.」さんでの和菓子作り体験。
Instagramで見かけた紫陽花の練り切りに心を掴まれ、すぐに予約を入れました。
和菓子作りの他にも、和カフェでのランチや、鳩サブレーで有名な「豊島屋」さんでのお土産購入など、短い時間ではありましたが、鎌倉を満喫しました。
点心庵で和ランチ

午後から和菓子作り体験のため、少し早めに北鎌倉に到着し、北鎌倉駅から徒歩15分ほどの「点心庵」さんに伺いました。
建長寺のお隣にあるお店で、風情を感じる素敵な立たずまいです。
店内も落ち着いた雰囲気の空間が広がっていました。

席に着いて、まず運ばれてきたのは、色とりどりの鎌倉野菜が入ったデトックスウォーター。
こんなに華やかなお冷は初めてで、お食事の前からテンションが上がります。

点心庵さんは、建長寺直伝のけんちん汁が有名なお店です。
「建長汁(けんちょうじる)」が訛って「けんちん汁」になったという由来を持つ、まさに元祖けんちん汁を味わうことができます。
夫は、塩むすびとけんちん汁のセットを注文。
竹の皮に乗ったおむすびは、まるで昔話から飛び出てきたかのようです!

私は、夏限定の冷やしそばとけんちん汁のセットを頂きました。
カラフルな夏野菜がたっぷり盛り付けられた冷やしそばは、見た目も涼やかで、優しい出汁の味わいも相まって、熱った体に染み渡ります。

けんちん汁は、種類豊富な野菜がたっぷりと入っていて、ホッとするお味。
付け合わせの筑前煮もしっかり味が染みていて、とても美味しかったです。
メニューにはカレーもあり、気になっていたのですが、店員さんに確認したところバターが入っているとのことで断念。
箸袋には「食事五観文」が書かれていて、自然と感謝の気持ちを持って食事に向き合うことができました。

また、店内の奥には円窓があり、その向こうにはいきいきとした緑が広がっています。
このスペースは坐禅の部屋にもなっているようです。
料理を待っている時間や食後に訪れてみてはいかがでしょうか。

kominka.で和菓子作り体験

「kominka.」さんは、北鎌倉駅から徒歩10分ほどの住宅街に佇む古民家。
リラックスした空間で、練り切り作りとお抹茶を点てる体験ができます。
この日は猛暑日だったこともあり、建長寺からの道のりはやや大変でしたが、頑張って歩いて向かいました。
お店は、住宅街の中に暖簾が出ているので、すぐ見つけられます。
入り口は正面ではなく、右手の裏口です。
5分前から入れるのですが、私たちは早くついてしまったので近くを散歩して時間を調整しました。

練り切り作りスタート
手を洗って席に着くと、早速練り切り作りに取り掛かります。
練り切り作りは、難易度の異なる3つのデザイン(この日は、パンダ・手毬・紫陽花)から1つ選び、同じものを2つ作るという内容です。
私たちは2人とも、訪れた時期にぴったりな「紫陽花」を選びました。
少し時間がかかってしまうようですが、グループ内で別々のデザインを選ぶこともできます。
練り切りのセットが用意され、作業スタート。
材料や道具は全て準備されているので、手ぶらで気軽に楽しめるのが嬉しいポイントです。
※今回、原材料については確認しませんでしたが、これまでにチョコ餡(乳製品使用)を使う練り切りもあったようなので、心配な方は予約時に確認してみてくださいね。
意外と難しい?
1個目はスタッフの方に教わりながら、2個目は自分たちだけで作りました。
今回作った紫陽花の練り切りは、白餡で色付きの餡を包んだあと、指で擦って中の色をじんわりと浮かび上がらせていきます。この作業がとっても難しい!
時間をかけすぎると餡が乾燥してしまうけど、ゆっくり丁寧にも作りたい…思わず時間を忘れて集中してしまいました。
練り切りを作り終えると、次は器を選ぶ時間。
どれも素敵で迷ってしまい、自分のイメージにぴったり合うものをじっくり選びました。
その後、店員さんに教わりながらお抹茶を点て、好みの器に練り切りをのせて…ついに完成!
店内にはフォトスポットも用意されていて、風情ある写真を撮ることができました。
うまく作れないと苦戦した練り切りも、写真に撮ると立派に写ります。
写真撮影の後は、美味しくいただきました。
作るのにはあんなに時間がかかったのに、食べるのはあっという間でした。

スマホから離れて、今に集中する
体験中はスマホに触れることなく「今ここ」に意識を向け、夫との会話を楽しみながら、とても心地のよい時間を過ごすことができました。
個室ではありませんでしたが、店員さんがグループごとに対応してくださり、他のグループとも自然な距離感があったのもよかったです。
また、机や道具、器も清潔感があり、安心して体験することができました。
料金は少し高めではありましたが、想像以上に充実した時間を過ごせたことに驚いています。
季節ごとに選べる練り切りの種類も変わるようなので、また気になるデザインを見つけたら、ぜひ訪れてみたいと思います。
豊島屋でお土産探し
和菓子作り体験の後は北鎌倉駅に戻り、電車を待つ間に駅前の「豊島屋」さんでお土産を探しました。
かの有名な「鳩サブレー」は夫は食べられませんが、乳・卵不使用の和菓子もいくつか取り扱っていることがわかりました。
その中で気になったのが「きざはし」という商品。
「人気商品」というポップが出ていて、思わず手に取ってしまいました。

原材料はこちら。とてもシンプルな材料でできています。
原材料名:砂糖(国内製造)、もち米粉、水飴、きなこ(大豆を含む)、和三盆糖
実際に食べてみると、わらび餅よりもしっかりしたもちもちの食感に、香ばしいきな粉の風味がして、シンプルだけど想像以上の美味しさ。
人気商品なのも納得です。「きざはし」目当ての方もいるに違いない!

「鳩サブレー」が食べられなくても、豊島屋さんには他にも魅力的なお菓子があります。
ぜひ立ち寄ってみてくださいね。
アレルギーがあっても鎌倉を楽しもう!
今回は、「点心庵」のけんちん汁ランチ、「kominka.」の和菓子作り体験、そして「豊島屋」の乳・卵不使用お菓子についてご紹介しました。
日々の忙しさから離れて、ゆったり和の時間を過ごすことができました。
まだまだ鎌倉には、食物アレルギーがあっても訪れやすいお店がありそう。
引き続き、鎌倉を開拓していきます!
※当ブログに記載している内容は、私たちの体験および公開時点の情報に基づいています。アレルギー対応の有無や使用原材料は変更される場合がありますので、必ず事前にご自身でご確認いただき、心配な点があればお店の方に直接お問い合わせください。
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